東山道を旅する人々が旅の無事を祈るのに使ったという石製模造品(せきせいもぞうひん)。その発掘と研究の記録から当時の旅の様子をうかがい知ることができます。
平成24年度阿智村東山道・園原ビジターセンターはゝき木館秋季企画展「石製模造品と神坂越え」展示記録として作成した本書では神坂峠麓一帯の石製模造品を詳細に紹介しています。
【内容】
Ⅰ.神まつりの里の石製模造品
Ⅱ.神坂峠の石製模造品
Ⅲ.大垣外遺跡の石製模造品 祭祀と「道」
Ⅳ.古東山道と神坂越え
神坂峠麓の石製模造品 展示風景及び行事風景
神坂峠石製模造品の化学分析報告
①神坂峠周辺出土の主要な石製模造品の写真集成
②付載に松本建速氏(東海大学文学部教授)・伊藤順一氏(産業技術総合研究所)の「神坂峠遺跡出土石製模造品の化学分析」